2008年06月28日

ライの病気のこと。

一見元気そうなライですが、生れつき難病と闘って?います。(闘ってなないか・・・)

生後約2ヶ月で我が家にやってきたライ。
その日も何か物を食べると吐く。
毎日毎日、多い時は日に20回も吐く。
何度も何度も病院に行きましたが、先生は「赤ちゃんはよく吐く子も居るから心配ない」と。
それでもやっぱりおかしいと思いつつもどうしてあげればいいのかも分からず月日は流れ、
私が仕事から帰るとまずすることは、吐いた物の片付けと洗濯。

もっと早く別の病院に行けばよかったんだけど、
やっと近所の別の病院に行って『先天性巨大食道症』と診断されました。

それからは食事の仕方やケアなどの指示を受け吐く回数も減ってきました。


でも、巨大食道症は治らない病気なのでずっと気を付けなければなりません。

生後一年位の時には、吐いた物が肺に入って誤嚥性肺炎になり死に掛け
その後ももう一度肺炎になり2度死に掛けました。
あの辛そうなライの顔は見てられませんでした。
何もしてあげれない、見ていることしか出来ない情けなさ...

それでもやっぱり美味しい物も食べたいしね♪
ライのおやつと言うとすぐに溶けるクッキーやボーロ、
あと、乾燥したお肉などはミキサーにかけ小さくしてから食べています。

これからも、一生この病気と上手に付き合って行かなくてはなりません。
いっぱいいっぱい長生きしようね♪

ライのどうぶつ病院でもライを含めて2例という稀な症例の病気ですが
私もライの病名を知った時、家に帰ってネットで色々検索しました。
同じ病気を持っているわんちゃんが居ると少しホッとしました。
なので、少しでも役に立てればと思い詳しいことを以下にまとめました。

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巨大食道症(食道拡張症)とは?
食道は、口から胃まで食物を運ぶ器官。
「巨大食道症」はこの食道が拡張し、
食べた物を食べた後すぐに吐くといった症状を引き起こす病気です。

☆はじめに☆

ご飯を食べると、口から入った食べ物は胸の中を食道を経て胃へと運ばれます。
食道は蠕動運動(ぜんどううんどう)と呼ばれる収縮運動を行って食べ物を後ろへ送っています。
しかし、この食道の部分がだらんと伸びきって
食べ物を胃にうまく運べなくなってしまう状態のことを「巨大食道症」といいます。
あまり多い病気ではありません。


☆四本足の動物の食道は水平方向☆

二本足で立っている私たち人の食道は垂直方向ですが、
四本足の動物の場合、
口から胃を結ぶ食道は水平方向に走行しています。
ですから、もし食道に力が入らなくなって伸びきってしまうと、
食べたものは胃までうまく運ばれずに、途中で滞ってしまいます。
たとえば雨どいを想像してみましょう。
もし雨どいが柔らかいビニールシートでできていたら、
雨水は途中に溜まり、その重さでビニールシートの一部はぼよよん、
と垂れ下がってしまいますよね。
それと同じことが胸の中でおきてしまうのです。


☆症状は?☆

食べた物や水を、食後比較的短時間の間に吐き出します。
その程度は、個体によりさまざまです。食べ物を吐いてしまい、
十分に栄養が摂取できない場合は体重減少もみられます。

この吐く行為もまたやっかいで、上手に吐かないと気管支に入ったり、
肺に入ったりしてしまう。そのせいで、
気管支炎や肺炎をも引き起こしてしまうのだ。
一般的に誤嚥性肺炎と言われている病気だ。
誤嚥性肺炎は、発熱や咳、呼吸困難などの症状がみられ、
死に至ることもあります。

一度巨大化した食道は元に戻ることはなく根治も難しい。
いかに吐出することなく生活していけるかが最大の課題になる。


☆原因は?☆

大きく生まれつき(先天性)の原因と、
何らかの病気や事故が原因の場合(後天性)の場合があります。
先天性の場合、多くは食道の神経や筋肉などに異常があるようですが、
詳しい原因はまだ分かっていません。
また、誕生と同時になくなるはずの血管が食道の根元を取り囲むように残ってしまい、
そのせいで絞り込まれた食道の手前に食べ物がいつでも溜まるようになり、
次第に広がってきてしまう病気(右大動脈弓遺残症)が原因となることもあり、
特に離乳し始めて固形物を食べ始めると頻繁に吐くようになって気が付くことが多いようです。
後天性の場合は、ホルモンの異常、怪我や病気などによる筋肉や神経の異常、
重症筋無力症、腫瘍などが考えられます。


☆おうちでの管理☆

巨大食道症の動物は、毎日の食餌の食べさせ方が最も大切な管理となります。
なるべくスムーズに食道を通過するような高カロリーの流動食を少量ずつ与えるようにして、
食餌中、食後しばらくはなるべく食道を垂直に維持することによって、
食道に食べ物を溜まりにくくするのです。

対策として、ご飯は、食道から胃にスムーズに流れるように
立った状態で食べさせて、その後は、最低でも10分〜30分は抱っこをする。
抱っこが難しいわんちゃんは、身体を45度以上にして食べたものが胃に落ちるようにしてあげる。
食べるものは、ドライフードをそのままあげている家庭もあれば、
完全流動食をあげている家庭もある。
この病気に100%の答えはないので、
わんちゃんに合ったご飯・治療法を、探していかなければならない。

ニックネーム non at 12:09| Comment(2) | 巨大食道症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする